当社では安全・安心な物流の実現に加え、先端技術を活用し、物流業務の自動化・省力化による労働負荷軽減、作業効率化、環境負荷の低減などを実現する「スマートロジスティクス」に取り組んでいます。

サントリーWMS(倉庫マネジメントシステム)を基軸としたシステム連携で省人化・省力化への挑戦

DXの推進

サントリーWMSに自動運転フォークリフト、バース予約、リモート受付などを連携させ、物流業務の自動化・省力化による労働負荷軽減・作業効率化・環境負荷軽減を実現しています。このシステム連携により、全体で連携前と比較し工数15%削減に繋がっています。

自動運転フォークリフト(AGF)、コンベア制御導入

自動運転フォークリフトとコンベアを連動したスキームは飲料業界初。(特許出願中)このシステムでは、AGF専用のエリアと有人エリアを分けることで人との接触を回避し、安全を確保しながら、有人と同等のパフォーマンスを実現しました。AGFの弱点である速度を補うため、コンベアでAGFの移動距離を短縮して導入台数を最適化し、夜間フル稼働(総稼働24時間)で人との能力差を埋めています。AGFエリアにおいては有人の作業を想定した場合と比較し、工数を30%削減しました。

バース予約システム

サントリーWMSと連携させたバース予約を活用することにより、受付からバース案内までを1システムで対応することで、オペレーター側の利便性が飛躍的に向上しました。

リモート受付

事務所が3階のためドライバーの負荷軽減と滞留時間短縮を目的に、1階の駐車場付近に無人受付を設置しました。受付時にその場で出庫伝票を印刷できるよう対応しました。またアルコールチェック機とも連動し、安全確認を実施しています。

受注出荷システムとの連携

サントリーWMSは、受注出荷システムと連携し、入出荷指図データの取り込み作業を軽減化しています。実際の入出荷作業ではハンディーターミナルを用い、数量やロットの確認の迅速化を進めています。

車両の動態管理向上/倉庫の出荷作業軽減

車両位置動態管理システム活用による超効率化

車両へGPS機能端末を設置することで車両位置情報を把握、リアルタイムで正確な動態管理が可能です。また、車両が近隣エリアへ到達した際には倉庫受付へ自動通知され、入庫車両に合わせた倉庫準備を実現します。