安全品質・環境について

FOR SAFETY AND ECO

安心・安全で品質の高い、“誇れる物流拠点”への取り組み

サントリーロジスティクスは、「安心感がある貨物の取り扱い操作」「周囲に安全配慮を意識した操作」「基本動作が備わっている操作」「安心・安全な荷役オペレーション」を目指しています。2019年、すべてのフォークリフトにドライブレコーダーを装備。倉庫内における事故発生時には事故検証会を行い、関係者全員で共有。事故真因を分析し、再発防止に役立てています。またサントリーロジスティクス・フォークリフト標準操作を、動画による指導・教育用に活用、さらには全乗務員を対象にした年に2度のフォークリフト操作総点検を実施しています。

すべてのフォークリフト乗務員に、安心・安全操作の総点検を実施

サントリーロジスティクスでは、独自に定めたフォークリフト操作の23個の確認項目について、すべてのフォークリフト乗務員の操作を確認し、安全水準を明確にして個別指導を行っています。同時に全拠点の水準底上げを目的に、東西すべての拠点ごとに達成度を明確にし、安全感度の醸成を図っています。

日々の業務では指差呼称の実践を前提とし、過去のフォークリフト操作に起因した汚破損や事故の反省に立ち、特に遵守すべき3項目を「フォークリフト操作3厳戒」として掲げ、あらゆる現場での操作基本を作業現場における行動指針として展開しています。

安心・安全な品質高い誇れる拠点目指す

物流業界初、『AI判定システム』を開発

サントリーのDNA「やってみなはれ精神」は、サントリーロジスティクスの安全活動にも引き継がれています。2021年、富士通社との共同開発により、AIによるフォークリフト操作を判定するシステムを物流業界で初めて構築しました。
このシステムは、ドライブレコーダーの映像から、乗務員のフォークリフトの操作を特定。AIが爪操作と走行状態を検知し、危険操作としている3厳戒の操作シーンを抽出。不要なシーンは動画を倍速処理し、人が確認すべき箇所だけを提供する仕組みです。動画全体の抽出シーンの割合から安全係数を算出し、操作全体の安全操作水準の目安を示します。

AIによってフォークリフトの状態を検知
3つの状態の組み合わせにより、危険運転の可能性のあるシーンを検知

AIシステムの開発は、従来のアプリケーションシステム開発の定石手法とは異なり、最終成果物が具体化していない段階からシステム・ベンダ―と協業で検討がはじまります。AIシステムが対処できる領域を見極めるために、試行錯誤を繰り返し<イテレーション>しながら実現の可能性を模索し、具体化への検討を深めます。AIシステムは人の判断に代替されるシステムと考えられがちですが、決してそうではありません。私たちが開発したのは、その道のエキスパートが判断に至る過程の“思考プロセスを再現”する仕組みです。そのためAI開発投資の判断には、これまでのビジネスアプリケーション投資で定石としていたROIなどで明確なメリットを提示することが難しいため、経営層から理解を得ることが課題とされています。投資効果を定量評価できない点が、企業活動分野へのAI導入のハードルと考えられています。

サントリーロジスティクスでは、これまで積み上げてきた安全活動の膨大なデジタル情報と明確な評価軸にもとづいた記録から、AIシステムに期待する領域が整備・整理されていました。AI支援の期待範囲が具体化されていることで、実用化が難しいとされているAIシステム開発の成功に結び付いたと評価されています。

旋回ながら操作

安全活動におけるDXへの取り組みを加速

サントリースピリットの「やってみなはれ」は、「やらなわかりまへんで」と続きます。困難な状況下でも思い切って実行に移すことで、それまで見えなかった着眼点や考えもつかなかった発想、次世代に向けた新しい世界が見えることを示唆しています。
このAI判定システムは、ドライブレコーダーユニットに保存された動画データを使って解析するため、リアルタイム処理により都度、乗務員へのフィードバックを行うことまでは、今はまだできません。しかし、ハード面の機能が向上し環境が整うことで近い将来に向けて具体的な実現性を帯びてきました。
2020年からのコロナ禍で、現場・現物・現実を基本とする安全活動にも行動制約を受け、現地確認・教育・指導等の実施のあり方に急激な変革が起こりました。AI判定システムを活用した遠隔地拠点への指導方法も、従来では考えられなかった手法です。この仕組み活用することで、これまでの拠点訪問による安全指導が叶わない状況下でも、AI判定結果の動画を共有することで直接指導と変わらない効果が期待されます。

次世代に向けた展望

物流業界は「もの」を取り扱う業態であり、安心・安全な物流はすべての顧客に対する付加価値を提供する重要な要素となります。今後さらに進むDX(デジタル技術の活用による業態変容)により、仕事のあり方はますます効率化されることになりますが、安心・安全な環境はそこで働く人が創造するものです。進化と共に成長する“物流Goodカンパニー”を目指し、これからも積極的に取り組んでいきます。

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